カワサキGPZ400Fは、
空冷DOHC-2バルブ並列4気筒という
ベーシックなパワーユニットで、
水冷時代にチャレンジした
※画像はイメージです
カワサキスピリッツを
ひしひしと感じさせるモデルでした。
カワサキGPZ400F 1983 プロフィール
カワサキGPZ400F
1983年
エンジン:空冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:399cc
ボア&ストローク:55×42mm
圧縮比:9.7
最高出力:51PS/11,500rpm
最大トルク:3.50kg-m/9,500rpm
車両重量:178kg
タイヤ:F100/90-18 R110/90-18
価格:\515,000
Z400GP(1982年3月)にそっくりの外観を見せるパワーユニットも、
より高回転・高出力化を図り、従来よりもショートストローク(52×47→55×42mm)としました。
カムシャフトやキャブレター、ピストンやエキゾーストポートといった、
吸排気系の全面的な見直しを図られました。
結果、Z400GPの48ps/10,500rpmから
3psアップの51ps/11,500rpmの数値を稼ぎ出しました。
カワサキGPZ400F 1983 エンジン特性
カワサキGPZ400Fは、非常にピックアップの良い軽快な回転フィーリングで、
水冷へのこだわりを一切感じさせませんでした。
しかも実際には、高められた数値以上の出力特性が体感できるモデルでした。
12,500rpmを過ぎても上昇を続けるレブカウンターには、
12,700rpmで2気筒のスパークをカットするオーバーランリミッターも
装備しているほどよく回るエンジンでした。
カワサキGPZ400F 1983 車体特性
GPZ400Fは、キャストホイールの軽量化やボトムリンクの
ニュータイプのユニトラック・サスの採用で、柔軟性を増した足回りは、
最新の16インチ車にも匹敵する動力性能を持ち、
その上はるかに操縦しやすいマシンでした。
油圧式としたカワサキ初のアンチノーズダイブは、
他社との比較を十分に成された上での採用となり、
ハイレベルな設定の仕上がりとなっていました。
リアのスプリング調整は、右サイドカバー内に
装備されたリモコンボックスで行いました。
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